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朝からニュースを見て不安になり、目覚ましを何度も止め、満員電車に揺られて会社へ向かう。そんな毎日の何げない習慣が、知らず知らずのうちにストレスを増やしているかもしれない。一方で、朝の過ごし方を少し変えるだけで、気持ちの切り替えがうまくいく可能性もある。世界の研究から見えてきた、憂うつな朝を変える意外なヒントとは。※本稿は、堀田秀吾『悩まない人の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。
ネガティブなニュースは
悩みを増幅させる
テレビのリモコンを手に取る前に、少しだけ立ち止まってみてください。
朝の情報番組から流れてくる事件、災害、政治のいざこざ、芸能人のスキャンダル。その情報の9割は、今日の自分の行動と直接関係がないものばかりです。それでも脳は、流れ込んできた不安を律儀に処理し、勝手に明日や来月の心配へと膨らませていきます。
サセックス大学のジョンストンとデイヴィーは、被験者を3つのグループに分け、それぞれ14分間、ポジティブ・中立・ネガティブなニュースを見てもらいました。直後に気分と思考を測定すると、ネガティブなニュースを見たグループだけ、不安と悲しみのレベルが目に見えて高くなり、自分自身の悩みについて「どんどん悪い結末を想像してしまう」反芻思考が顕著に増えていたのです。
たった14分のニュースが、自分のお金・健康・人間関係に関する悲観的な妄想を引き出す引き金になっていました。
アムステルダム大学のブーケスとフリーヘンタールトは、日常的にニュース摂取量の多い人ほど、世界の出来事に対する無力感や漠然とした不安感を抱えやすいことを示しました。情報を多く知っているからといって、心が落ち着くわけではないのです。







