今夏も恒例の宿泊者1万人調査を実施
日本の「ベストホテル」はどこだ!?

 『週刊ダイヤモンド』は、今夏も本誌恒例のホテル宿泊者1万人のアンケートを実施した。満足度を基にランキングした。

 明るい世相を反映してか、上位は1年前とはがらりと変わり、リゾート系ホテルが占めた。そして、3つのトレンドが見て取れる。

  1つ目が、東京ディズニーリゾート(TDR)周辺のホテルへの満足度が、従来の人気を超えて、さらに上昇していること、

 2つ目が、北海道や沖縄など、東京から飛行機で行く地域のホテルの躍進が目立つこと、

 3つ目は、改装によるイメージアップ効果だ。

 まず、アンケートについて説明しておこう。詳細については、『週刊ダイヤモンド』9月7日号の「ランキングの見方」を参照していただきたいが、最近1年間に国内ホテルを利用したビジネスパーソン1万人を対象にアンケート調査を行った。

「最近3年間に宿泊したホテルの中で最も満足したホテルはどこか」「2番目に満足したホテルはどこか」という問いとともに、「最も不満を感じたホテルはどこか」を聞き、それぞれの回答で加点、減点処理を行い、総合点を算出した。

 今回の特徴の1つが、TDRがホテルの人気を底上げしている点だ。東京ディズニーランド開園30周年の影響もあり、TDR関連のホテルが5つもベスト20に入っている。

 総合トップは、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタで、2位以下を50ポイント近く引き離している。本誌掲載の「いつか泊まりたいホテル・ランキング」でも、トップとなっている。

 ミラコスタは、東京ディズニーシー内にあるホテルで、ハーバービューの部屋からは水上パレードを見ることもできる。早朝や深夜には、パレードの練習が見られることもある。

 半年前から予約ができるが、「年末年始やお盆休みなどのハイシーズンは、ハーバービューの部屋から埋まっていく」(石井章弘・東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ総支配人)という。