なぜ人は半沢直樹に動かされるのか。
その原点は、メンタリズムにあった!?

メンタリストDaiGo人の心を読み、操る技術”メンタリズム”を駆使する日本唯一のメンタリスト。TV番組へ出演多数、著書は累計55万部突破のベストセラーに。外資系企業の研修や、コンサル、教育誌の連載なども手掛ける。初の本格ビジネス書『一瞬でYESを引き出す 心理戦略。』で、ビジネスの現場で使えるメンタリズムテクニックを公開し、たちまち話題に。その他の著書は、『人の心を自由に操る技術』(扶桑社)『DaiGoメンタリズム 誰とでも心を通わせることができる7つの法則』(ワニブックス)など。
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 ドラマ『半沢直樹』にはメンタリズム的要素がたくさん隠されています。そして私は、このドラマの中には、人を動かす極意が3つ隠されていると思っています。

 まずひとつは「信じる」と言うこと。

「俺たち銀行員は、最後は経営者を信じるしかないんだ」

 第9話で、半沢が言ったひとことに、そのことが集約されています。ドライでシビアなビジネスの世界でも、やはり最終的に現場を動かしているのは「人」です。そして、打算や駆け引きにまみれた生々しいビジネスの最前線でも、やはり最後は「人間関係」がものをいいます。

 その人間関係の根底にあるもの。それは相手を「信じること」だと私は思っています。相手を信じることで良好で強い人間関係を生み出していくのです。

 ただし、メンタリズム的にはただ信じるだけでは、残念ながら正解とは言ええません。大切なのは、「信じていることを相手に伝える」というステップです。

 それにもちゃんと理由があります。