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『報・連・相』は上司から!

 しかし、ひとたびリーダーになってみると『報・連・相』がいかに重要かを思い知らされます。たとえば、部下が何かミスをしても、報告が早ければ早いほど、被害は最小限に食い止めることができます。このように「部下を守る」という観点からも、早めの『報・連・相』が欠かせません。

 では、どうしたらいいのでしょうか。

 まずは意識の転換が必要です。世の多くの人は「『報・連・相』とは、部下から上司に行うもの」だと思っているでしょう。仕事の流れからすれば、それが現実なのですが、その発想を捨てるところからスタートするべきだと私は思っています。

以前の連載で、「上司が先に部下を頼る」という話をしましたが、基本的な考え方は『報・連・相』も同じことです。まずは上司が部下に対して『報・連・相』をする。この発想を持ってみて下さい。