(5)決済方法
どのように決済・集金するか。(4)と同時に決めなければいけない重要なポイントです。
(6)損益構造とキャッシュフロー構造
損益構造(収益と費用)とキャッシュフロー構造(入金と出金)はどのような形になっていて、この2つをどのようにプラスにしていくのか。取引先との交渉力が決め手になります。
(7)取扱量拡大後のビジネスの全体構造
需要量(売上)が増えるほど拡大再生産され、供給(仕入・生産)がすぐにそれに追い付き、全体を通じて収穫逓増の構造となっているか。扱い量が増えれば増えるほど利益が出る構造になっていないと、必死に努力しても空しいです。詳細は会計関係の書籍に譲りますが、コストや経費の構造が「固定費が相対的に少なく、変動費比率も小さい」ものであれば、利益が出やすいといえます。
ビジネスモデルを支えるこれら7つの構成要素をきっちりと押さえておけば、ビジネスプランは描けます。パワーポイントなどのカッコを気にするソフトに頼らず、まずはA4の紙1枚に手書きでまとめてみることをお勧めします。
(毎週水曜日更新。次回は10月9日更新です)
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