戦争でヨーロッパ・日本はボロボロ。
一方、アメリカは無傷
参戦の表向きの理由は「ドイツの潜水艦による無差別攻撃を阻止する」でしたが、「金融資本の債権を守りたい」というのが本音でした。
アメリカはドイツを屈服させ、パリ講和会議では国際連盟の設立を認めさせ、ドイツの賠償問題もアメリカが主導して一応の解決を見ます。
1929年にニューヨークのウォール街で始まった株の大暴落が世界恐慌に拡大したのも、すでにアメリカが世界経済の中心だったからです。第二次世界大戦において、アメリカは連合国(英・中国)への武器輸出で世界恐慌からも立ち直ります。
さらに、日本軍の真珠湾攻撃をきっかけにF・ローズヴェルト大統領は参戦し、連合国の勝利に決定的な役割を果たしました。5年に及ぶ大戦が終わったとき、ヨーロッパ諸国と日本は灰燼に帰し、アメリカは無傷でした。超大国アメリカの出現です。
(次回掲載は、11月29日の予定です)
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