
日本円が、米ドルに絶対勝てない理由 基軸通貨の世界史(3)
茂木誠
第二次世界大戦後、基軸通貨として君臨してきたドル。しかし現在、アメリカは「世界の警察をやめる」と宣言し、その影響力は弱まりつつあります。今…
2017.3.14
本連載は、「世界史というレンズ」を通して、経済をより深く理解するというアプローチをとったものです。
経済(お金)に関する事柄は、ある日突然生まれたものではなく、歴史的な必然性を持って生まれます。
ゆえに、その歴史の必然性を知ることで、経済をより深く理解することができるのです。
増税、TPP、円高、デフレ、バブル、国債、恐慌etc。
「そのとき、何が起こっていたのか」という歴史の流れを知ることで、経済の「なぜ」「どうして」がスッキリわかるようになります。
著者は、駿台予備校講師の茂木誠氏。「東大世界史」「難関国立世界史」等の講座を担当する実力派です。
歴史の流れをわかりやすく、そして深く理解させるプロフェッショナルが、「経済を世界史から学ぶ」という試みに挑戦します。
茂木誠
第二次世界大戦後、基軸通貨として君臨してきたドル。しかし現在、アメリカは「世界の警察をやめる」と宣言し、その影響力は弱まりつつあります。今…
2017.3.14
茂木誠
2つの世界大戦を経て、アメリカは「世界の警察」となり、また米ドルは最強の通貨となりました。何が起こったのでしょうか?
2017.3.13
茂木誠
私たちの生活に欠かせない「銀行」。この銀行がどのような経緯で生まれたかをご存じでしょうか。「お金の歴史」を見ていきましょう。
2017.3.10
茂木誠
日本にとって、TPPによる貿易自由化は、避けて通れない問題です。しかし歴史に目を向けると、「貿易の自由化→長期のデフレ不況→国家崩壊」とい…
2015.3.24
茂木誠
景気と株価は本来連動するものです。しかし歴史的には、「不況なのに株価が上がる」という事態が度々起こりました。その結果、何が起こったのでしょ…
2015.3.18
茂木誠
新聞、テレビで「円高・円安」という言葉を聞かない日はありません。このルーツには、超大国アメリカと、第2次世界大戦の敗戦国である日本と西ドイ…
2015.3.17
茂木誠
経済ニュースを見ると、国際通貨基金(IMF)、世界銀行(IBRD)という2つの単語がよく出てきます。しかし、「両者の違い」や「具体的に何を…
2014.5.19
茂木誠
本日のテーマは、緊張状態が続く「ロシア・ウクライナ問題」です。新聞やニュースを見ても、「ロシアが悪いことをしているの?」「どうしてアメリカ…
2014.3.28
茂木誠
世界経済は「資本主義」に基づいて動いています。しかしそもそも、「資本主義」という考え方はどこから生まれたのでしょうか?そのルーツは古く、ヨ…
2014.2.5
茂木誠
来年から消費税が5%から8%に上がります。その理由としては、「日本の1000兆円の借金を返すため」「デフレから脱却するため」といったことが…
2013.12.26
茂木誠
日本とアメリカの「経済摩擦」の論点は常に同じです。日本から見れば、「貿易を自由化して、工業製品をどんどん輸出したい。でも、米をはじめとする…
2013.12.12
茂木誠
今年の流行語大賞の候補にもなった「アベノミクス」。この経済政策の真価はこれから問われることになりますが、日経平均株価の上昇など、すでにいく…
2013.12.9
茂木誠
「日本の借金は約1000兆円。このままでは財政破綻してしまう!」。こんな話を聞いたことはありませんか? 歴史上、「財政破綻」の結果、滅亡し…
2013.12.4
茂木誠
本日のテーマは「ドルの歴史」です。戦争、暗殺、巨大財閥の台頭と、ドルには血塗られた歴史があります。その歴史を知ることで、アメリカ、そして「…
2013.12.2
茂木誠
本日のテーマは「お金」です。お手元の1万円を手にとってよく見て下さい。印刷されたただの紙ですね。1万円札の原価は、約20円です。20円の紙…
2013.11.29
茂木誠
本日のテーマは「ドル」です。現在、世界の取引で使われている通貨の80%をドルが占めています。「世界最強の通貨」といっても過言ではありません…
2013.11.25
茂木誠
TPPによる貿易自由化には、「日本の農業が打撃を受ける」という反対意見があります。しかし、輸出大国である日本にとって、TPPは避けては通れ…
2013.11.22