「お酒好きな栄養士で良い」と思っているうちはできないわけだ。あらためて、「なりたい自分は?」と自分に問いかけると「自己管理ができる人でありたい」というのは当然ある。ただ、この「なりたい自分」のイメージを変えるにはちょっとしたハプニングがあった。いつもふたりでボトル1本はあけていた女友達に久しぶりに会ったら、「最近お酒に弱くなってね。この間も、ちょっと飲んだだけで酔っぱらっちゃって」というのだ。

「体調悪いの?」と心配したら「ううん、なんだか毎日幸せだからかな。お酒を飲まなくても、いいやって思うの」と彼とのラブラブな話を聞かせてくれた。ふたりとも酒癖が悪い方ではなく、最初から最後まで笑っているし、お酒でストレスを発散させるような飲み方はしていなかった。彼女を見ていても、お酒で何かを埋めているような印象なんて持ったこともなかった。

 でも、毎日お酒を飲んでいる自分と、そんなふうにかわいいことを言う彼女を比べたら、断然、彼女みたいになりたいに決まっている。随分とレベルの低い話だと思われるかもしれない。でも、このやりとりの中で、休肝日を設けるために必要ななりたい自分がイメージできるようになり、本気のやる気に火がついた。イメージを上書き保存しなおしたのだ。

 ダイエットに関していえば、痩せて変わることについて具体的にイメージすることが大事であるし、ビジネスマンが休肝日を増やすには、良質の睡眠が増えることを想定し、朝時間を活用してレベルアップしている自分をイメージすることがあるかもしれない。いずれも、自分が強く願うこと、を今の目標とつなげてほしい。

手帳にお酒の種類と量を書くだけ!
いつのまにか平均週2回は休肝日に

 あとは、変えられない環境をどうするか、という問題がある。私の場合、類は友を呼ぶ、の法則により、周りにはお酒好きな人しかいない、という現実的なハードルがあった。「おいしいごはんには、おいしいお酒でしょ」というのが基本姿勢で、今夜はお酒を飲まない、なんてことはあり得ない。「一緒に飲んでくれないとボトル頼めないし」と言われて、それでも断酒するようなストイックさも私にはない。