電車遅延のアナウンス、が多いのはなぜ?

 家から外に出て電車に乗ると、聞こえてくるのが「電車遅延のアナウンス」です。春先はこれが特に多く、3大都市圏では常態化している線すらあります。

 同じラッシュアワーでも危ないのは雨の日で、3割以上が5分以上の遅れに見舞われています。

 通勤通学に慣れない新入生や、新社会人たちは、それに振り回されてあたふたするばかり。「電車が渋滞してて遅れましたっ」なんて、遅刻の理由にならないので、気をつけましょう(笑)

 ある路線で「電車遅延」が起こったとき、その理由のダントツ1位は「他社・他線区の影響」です。近年、路線同士の相互乗り入れが増えたお陰で、長大となった運行区間の1ヵ所で問題が起きるとそれが全体にすぐ波及するようになってしまいました。遅延の4割を占めます。

 遅延自体は長いものから短いものまでありますが、ここでは全体の6割を占める10分未満の遅延、の発生原因を見てみましょう。「他社・他線区」を除いたとき、次に遅延の原因として多いのは

・急病人(11%)
・踏切での支障(*1)(10%)
・線路内立入り(*2) (8%)

 で、混雑、は7%に過ぎません。

新学期に多いのは、この「急病人」、です。慣れぬ満員列車の熱気にあてられて、首都圏の新入生・社員たちは、自分たち自身が電車遅延の原因となっていたのでした。

 車両故障といった「鉄道自体」が原因であることも合計17%に達しますが、8割方は「乗客など(急病人、踏切、立入りなど)」によるもので、「自然災害」は4%足らずです。

 新入生諸君! 早起きして朝ご飯をちゃんと食べて、朝の満員電車ごときに負けないこと。もしくは早起きして、空いている時間帯の電車に乗ること!

*1 要は、ヒトやクルマが無理やり踏切を通ろうとしたとき。
*2 具体的には、逮捕されかかった痴漢が、行き場を失って線路上を逃げる場合が多い、とか。