まず、最初の一撃は東京・ミッドタウンにある5つ星ホテル「ザ・リッツ・カールトン」から受けた。ホスピタリティを極めた贅沢な時間を提供すると自慢する同ホテルの45階にある会席料理の「ひのきざか」に従妹を招待した。

 しかし、和服の店員が飲み物を持ってきたとき、まるで大衆食堂の給仕のように、テーブルを通過した際、飲み物をぽんと置いて去って行った。同じ梅酒を注文したが、配合の方法が4人それぞれ違うのに、説明は一切なかった。最初は、これはこの店のスタイルだろうと思って、敢えて問題にしなかった。だが、次を運んできた別の店員がきちん対応してくれたので、前の店員は「アルバイトさんかも」、と思って確かめたら、店員たちを指導する立場にあるスーパーバイザーだそうだ。そこで私が受けたショックは大きかった。

 翌日、大阪の心斎橋を散策しながら、ショッピングしていた。フランスのお菓子専門店・「ダロワイヨ(DALLOYAU)心斎橋店」で、マカロンを買った。購入したあと、領収書の発行を求めたところ、すでに渡していると言われた。レシートではなく、領収書だと再度頼んだら、無視された。3度目にお願いしてようやく出してくれた。うるさいと言いたげな表情を隠そうとしなかったのを目の当たりにしてまたショックを覚えた。

怒鳴り出す人々

 さらに、その翌日、千日前にある5つ星のなんばオリエンタルホテルを出るとき、駐車サービス券の発行を頼んだ。車を停めていた提携駐車場である大昌タワーパーキングに車を取りに行った。駐車場の壁には一泊2400円と書いているのを見た。駐車場の担当者である若い男性から、料金は2000円だと言われた。ホテルからもらった駐車サービス券を見ると、2000円の金額と書いてあるので、ちょうどだと思って差し出した。

 男性から、さらに現金2000円の支払いを求められた。2000円分の駐車サービス券を渡したよと言うと、あれとは別に2000円を払うんだと青年の語気が荒くなってきた。どうしてと思わず確かめると、肩をいきなり押された。男が怒鳴った。「もういい。料金は要らん。さっさと出て行け」と。本当に110番をかけようかと思った瞬間だった。たとえ、こちらに料金に対する誤解があったとしても、落ち着いて説明すればいい。このように短気かつ過激な行動をとる必要はまったくない。