回答1:イライラの元を
自虐ネタにして盛り上がる

 上に行きたいときはいつも上にいて、下に下りたいときはいつも下にいて、ちょうど来たところで乗れた試しがない――なぜか、エレベーターとはそういうものです。
 どうせイライラするのなら、いっそ、そのイライラの元を雑談ネタにしてしまうのはどうでしょう。

「すいません、お待たせして。ウチのエレベーター、遅さには定評があるんです。人がロープで引っ張ってるんじゃないかって思うことありますから」「急いでるときは階段を使うんですが、社員の健康のためにわざと遅くしてるのかな」「御社は新しいビルだから、エレベーターも快適でしょう?」と、エレベーターの遅さを笑える自虐ネタにするんです。

「ウチは高層階だから速いですが、速すぎるのも何か怖いですよ」
「では次回お伺いするときにスピードを計ってみましょうか」
などと話が広がれば、次回の雑談のキッカケにもなります。

お役立ちフレーズ1
「ウチのエレベーター、遅さには定評があるんです」

お悩み2:街で声をかけてきた人の
名前がわからない!

仕事で街を歩いていると、向こうから歩いてきたスーツ姿の男性に「いやぁ、お久しぶりですね」と親しげに声をかけられました。
 どうやらかなり以前に一度か二度、仕事の現場で顔を合わせた人のようです。

 ところが私のほうは、さて誰だったか、何さんだったか、どこの会社だったか、まったく思い出せません。
「最近、景気はどうですか?」などと言われても、名前を呼び返すことすらできず、「ええ、まあまあです」とうやむやに答えるばかり。

 その人は時間があったらしく、なかなか立ち去りません。どうやって会話をつないだらいいでしょうか?