あなたには「努力しているのに、なぜかどうしてもうまくコミュニケーションが取れない」という人はいませんか。
人は、日頃使っている言葉で主に4タイプに分けられる。
このタイプが異なる人同士は、使う言葉が違う=言語が違うために
コミュニケーションがうまくいかないのだ。
人は使う言葉でタイプが分かれる
人は受け取った情報を処理する際に、どの感覚を主に用いるかによって4つのタイプに分けられます。このタイプが異なる人同士でのコミュニケーションは、ときに難しいことがあります。
また、どのタイプの人なのかは、使っている言葉でわかります。
ある日、私のところへ、ザックという9歳の少年が母親に連れられてやってきました。
ザックはADHD(注意欠陥/多動性障害)と診断され、特別クラスへ移されたことをとても怒っていました。とても賢く、受け答えも的確なのですが、あまり目を合わせようとしません。
私はザックとしばらくおしゃべりしてから、「あなたはとてもお利口さんね」と言うと、ザックは「利口じゃないよ。ぼくは字が書けないんだ」と答えました。
私は、「一つ、お願いしてもいい?そうしたら、あなたのことを助けられると思うの。自然の中のどこか、気持ちよくて安心できる場所をちょっと想像してみて」と頼みました。
「いいよ、簡単さ。鳥がさえずっていて、木の葉がざわめいているんだ。せせらぎの音も聞こえる。すごく平和で静かなところだよ」
ザックが使ったキーワードはどれも、彼が聴覚優位タイプであることを示していました。