「引きこもり」=「危険な人たち」
そんな風評被害が広がる恐れも

 一方、ネット上では、テリー伊藤氏がテレビ番組の中で、インタビューに答えた男性について、

「さっきの彼も言ってましたけど。『ぼくらオタクだ』って言ってたでしょ」「なかなか普段街に出ないような子が、AKBの握手会があるから出ていくっていうのも、ひとつのこれ、いいことなんだよね」

 とコメントした。それに対し、

「ドルヲタ(アイドルオタク)は信じられないくらいアクティブだ」

「オタクがみんな引きこもっているわけではない」

 などとバッシングが起きていた(参考記事:http://www.j-cast.com/2014/05/26205776.html?p=1)。

 もちろん両方の要素を持つ人もいるだろうが、好きなことに没頭するため一生懸命に働くことも厭わない人たちと、社会から撤退してあきらめの境地に立たされている人たちとが、どうも混同されているようだ。

 また、こんな報道もある。

<小中学校で同級生だった男性(23)は「何を考えているのか全くわからない子だった」と語る。仕事をやめ、最近はニートの状態だといううわさを聞いていた。「陸上部で足が速かったイメージ。普段はおとなしいが、不良グループにキレてかかることもあった」>(産経新聞5月26日付け朝刊)

<県警によると、容疑者は「AKB48のメンバーなら誰でもよかった。(襲った)相手の名前は知らない」「以前からイライラしていた」とも供述している>(毎日新聞5月28日付け朝刊)

 ところが、あきらめの境地から引きこもっていく人たちの特徴は、お互いに傷つけ合いたくないし、他人には迷惑をかけたくないという思いが強い。