XPERIA ZL2を使ってみたら、
音楽力が高かった!

 大きさ的には「片手・親指で操作」にはギリギリです。全体はコンパクトですが、5インチディスプレイなのですからまあ、当然でしょう(iPhone 5sは4インチ)。

 とにかくその色がまず気に入って選んだZL2でしたが、使ってみて驚いたのは音の良さと映像機能の高さでした。

 これまではスマートフォンと音楽プレイヤー(主にiPod touch)は分けていましたが、久しぶりに統一することにしました。外部SDカードも128GBまで対応していましたが、64GBのが3330円だったので、それにしました。それだけあれば私の音楽ライブラリーがほとんど丸ごと入ります。

 再生時の音質は、イヤホンやヘッドホンにも大きく左右されるでしょう。私はたまたまヨドバシ・ドット・コムで冷蔵庫を買った(第87講『「当日配送可」は物流だけの差なのか~ヨドバシ・ドット・コムで冷蔵庫を買ってみた 』参照)ときのポイントがあったので、久しぶりにBluetoothイヤホンを買いました。これが昔のバージョン1台のときより格段に快適になっていたことの報告はまた後日。

素直に驚いたのは、ZL2本体スピーカーで鳴らしたときの、音の大きさと良さでした。

 まったく期待していませんでした。防水仕様で音を外に逃がす穴もなく、どんな音が出るもんかねと、思っていました。ところが実際に鳴らしてみたら、大きく明瞭な音が出てきてびっくり (゚д゚)!

 それまで外で大きめの音で音楽を聴きたいときには、わざわざiPadを持っていっていましたが、要らなくなりました。ZL2の音量・音質で十分です。

 内部にフロントスピーカー×2(ステレオ)とバックスピーカー×1が搭載されているとか。

 屋内では前回紹介したSRS-X3との組み合わせで、屋外でもこの本体スピーカーのお陰で手軽に高音質・大音量を楽しめるようになりました。これこそスマートフォン。モバイル端末のワンストップの価値です。

画像力・動画力が高かった!

 ZL2の最大のウリは「4K」です。そうあの大画面テレビで騒いでいるアレです。

 静止画は最大5248×3936で、動画が3840×2160、つまり「4K」で撮れます。フルハイビジョンが1920×1080の約200万画素であるに対して、4K規格は830万画素を処理しなくてはいけません。

 でもこんな超高画質、いったい何で楽しめばいいのでしょう? わが家のテレビはただの、フルハイビジョン。2倍に拡大してもフルハイビジョン画質、と謳っていますが、まあこっちはしばらく、宝の持ち腐れでしょう。

 でもその処理能力のお陰か、カメラそのものの能力は非常に高く、「コンパクトデジタルカメラ市場が崩壊するのも仕方ないか」と思わせるものでした。ただそれは、デジタル処理能力だけでなく、

 ・そもそもレンズがF値*4)2.0と非常に明るい(iPhone 5sは2.2)
 ・イメージセンサーも画素にRGB(赤緑青)だけでなくW(白)を加えた、積層型CMOSイメージセンサー“Exmor RS”を採用*5)した(iPhone 5sも採用)

 ことも大きく寄与しているのでしょう。いずれも自社開発品で、デジタルカメラ事業における最大の垂直統合プレイヤーとしての面目躍如といったところです。

*4 F値はレンズの明るさを示す。値が小さいほど明るく、1.0が肉眼と同じくらい。レンズの直径に反比例し、焦点距離に比例する。
*5 ソニーはCCD型で圧倒的シェアを持っているが、低消費電力のCMOS型にも注力している。