ひとつには、タンパク質が偏っていること。タンパク質の構成成分となるアミノ酸は、体内での利用効率を上げたいのであれば、偏らない方が良い。豆腐と納豆は同じ豆だし、他にあるのは卵とツナ缶くらい…。これでは体が正常に機能しないで「どうも調子がおかしい」となってしまっても仕方がない。さらには、筋肉量も落ちるから、「健康的に痩せた」のではなく「筋肉が落ちた分だけ数字が減っている」となるのだ。少量でも良いので、口にする食材はあまり偏りがないようにしよう。

 もうひとつには、冷たく、水分が多いメニューが多いこと。もともと胃腸がそんなに強くなかったり、バテて食欲がない人がこうした食事を続ければ、消化に負担がかかるのは間違いない。そうなると、余計に食欲がない、食べられない、となってしまうから心配だ。

 食欲がないからのど越しが良いものを、ひんやり冷たいものを、と口にしまうのはこのタイプには逆効果。同じツナ缶と千切りキャベツでも、手間はかかるが炒め物にしたりすると良いし、夏でもあえて鍋を楽しむのも良い。ただ、そのときに、刺激が強い辛いものや脂分が多いものをタレにするのは控えたい。胃腸が悲鳴をあげないように、と自分の身体に気を使ってあげよう。

 夏は肌を露出する機会も多い。食欲が落ちても「痩せられてラッキー」と思うかもしれないが、こうした痩せ方が体にとって優しくない方法なのは間違いない。暑い夏にも耐えられる体こそが、正常に機能している体であり、太りにくい体。そんなふうに思ってもらえれば安心だ。


夏太りする人、夏痩せする人の違い

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