世間からの容赦ない批判

 そう言い捨てて、憤然と立ち去った。俺たちはまっすぐ車で俺の自宅に向かい、家では女たちがみんな待っていた。どういうわけか、誰も試合場には行かず、テレビで観戦していた。

 門の外には怒った抗議者たちがいた。みんなクラクションを鳴らしては、「八百長だ!」とか「この近所から出ていけ!」とか叫び、うちの敷地に魚の頭を投げ込むやつまでいた。警備の誰かが群衆に向けてBB弾を発砲するまで抗議は続いた。

 医者がやってきて、切れた箇所を縫ってくれた。そのあと俺はダイニング・ルームを歩きまわり始め、徐々に冷静になってきた。

「あんなことはすべきじゃなかった」と、俺は言った。後悔はしていたが、心ならずもだ。無規律な戦士になっちまった。

「ファンが俺のことを嫌いになる」と、気に病んだ。

 モニカは理解を示し、慰めてくれた。誰だって誤りを犯すことはある、と。しばらくしてマリファナを吸い、少し酒を飲んで眠りについた。

〈MGMグランド〉ではカジノのあちこちで喧嘩が起こり、人が病院に搬送されていた。ゲーム台がひっくり返され、チップがひっつかまれ、営業中止を余儀なくされた。警察が監視ビデオを見て、チップを盗んだ者たちを突き止め、逮捕した。大混乱だ。