大事だと思うところだけを
メモする

 「ノートはきれいに書きなさい」「もっと整理して使いなさい」と言ってしまいがちですが、ノートをきれいに書くことより、一問でも多く問題を解いて、学力をつけるほうがはるかに重要です。

 算数以外、理科や社会についても「大事だと思うところをメモする」という程度の気持ちでノートを使えばいいと私は思っています。

 その一番の理由は「勉強=ノートにまとめること」という発想にならないで欲しいからです。学校でも、塾でも「ノートを取ること」「きれいにまとめること」に必死になるあまり、先生の話を聞いていなかったり、内容が頭に全然入っていかなかったりする子もいます。これでは本末転倒です。

 親にしてみれば「きれいにノートをまとめてすごいね!」「しっかり勉強してるのね」と思うでしょうが、それは本当の勉強ではありません。「これだけは書いておこう」と思えることを、メモ感覚でノートに書き取ればいいのです。