安倍首相は先日、都内で行われたシンポジウムで、女性経営者を支援する補助金制度を創設する意向を明らかにした。上場企業の役員に占める女性の数はわずか1.2%程度(平成23年度版男女共同参画白書より)などのデータからもわかるように、女性の社会進出が遅れを取っている日本。女性が仕事で出世を望んでも叶わない社会であるとも、女性側に出世意欲が低いとも言われるが、これらはニワトリと卵のような話。恐らく両方とも解決が求められる問題だ。

 そんな中、行われたのが次のようなアンケート。「男性上司VS女性上司 あなたはどちらが好き?」。この結果を、あなたはどう予想するだろう? 

※調査元はサーブコープジャパン。調査タイトルは「上司についてのアンケート」。調査期間は8月4日~6日。調査方法はインターネットリサーチ。調査対象は、男性上司および女性上司の両方の下で働いた経験のある23~49歳の男女400人(男性200人、女性200人)。

「性別は関係ない」「ナンセンス」の声もあるが…
男性上司を最も支持したのは40代女性

 結論から言えば、全体の74.3%が「男性上司のほうが好き」と回答。年代が上がるにつれて「男性上司」を好きと答える割合は高くなる傾向があり、年代・性別で分類したときに最も男性上司を支持したのは40代女性だった(80.3%が男性上司の方が好きと回答)。

 アンケートに集まったコメントには次のようなものもあったことを最初に明記しておく。

「男女どちらにおいても、いい上司もいれば悪い上司もいる」(46歳・女性)
 「どちらの上司も経験しているが、性別は関係ないと思う。いい人はいいし、ダメな人はダメ」(37歳・男性)
 「男性女性で区切るのはナンセンスだ」(41歳・男性)