また、今の職場では自分のポジションが合っていないからといって諦めることもない。100個のやるべきことがあれば、少なくとも5個くらいは「負担がない」もしくは「やりがいを感じる」ことがあるはず。そうした部分の仕事をもっとも気持ちが下がる時間帯にもってきたり、一日の最後の仕事に当てはめたりとカスタマイズするだけでも負のサイクルの歯止めにはなる。

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 突然だが、この連載は今回で最終回となる。心療内科クリニック併設の研究所で食事カウンセリングをしていた時代、感じていたことが大きくふたつあった。ひとつは、心療内科クリニックを受診するハードルの高さ。ふたつめは、だからこそ、食の大切さ、土台の大切さがもっと広く認知されてほしい、ということ。

 でも、こうして書いて伝えるお仕事をしている中で、たくさんの葛藤があった。「わかりやすく書くこと」に「多くの人の目にとめていただけること」が加わると、時に予期せぬ見せ方になる。だからこそ、この連載の「バランスよく食べましょう」というごく普通のありふれたメッセージを誠実に読者の方々に届けてくださった担当編集者の方には特に御礼を伝えたい。そして、貴重な時間を使って読んでくださっていた方々にも心からの感謝を。

 場所を替え、10月からは「男の食育」、という名での新連載が始まります。こちらでも引き続きご縁をつないでいただけるとうれしいです。


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