落ちていたバナナの皮を踏んでしまい、すってんころりん――。
漫画でよく描かれるイメージではあるが、実際にバナナの皮で転んでいる人を目にしたことがある人は少ないだろう。しかし、先日「バナナの皮を踏むとなぜ滑りやすいのか」を解明した北里大医療衛生学部の馬渕清資教授らのチームが、「イグ・ノーベル賞」の物理学賞を受賞。馬渕教授らの実験ではバナナが潰れたときに出る液体に、滑りやすい効果があることなどがわかったという。
実際に踏むと転びやすいことが実証されたバナナ。それでは、バナナで転んだことのある人はどのぐらいいるのだろう。Yahoo!が意識調査を行っている。
本当にマンガの世界なのか
滑るかどうか、試してみた人も多い?
Yahoo!の意識調査「『バナナの皮』を踏んで転んだことがある?」には、「マンガの世界だよ ヤフーいい加減にしてよ」というコメントも寄せられている。確かに、バナナで転ぶという描写は漫画ではよくあるものの、実際には見かけない光景だ。もし見たとしたら、「今日、バナナの皮で転んでいる人見ちゃったよ」と誰かに話したくなるだろう。しかし、何かと暗い話題の多い現代、たまにはこんなあっけらかんとした内容の意識調査があってもいいのではないだろうか。また、どの程度の人がバナナの皮で転んでいるかを知ることで、注意喚起になるとも言えなくはない。
調査は9月19日~29日にかけて実施。29日13時の時点で1万9713人が投票している。内訳は男性が79.1%、女性が20.9%。結果は、「ない」と答えた人が1万5711人、「ある」と答えた人は4002人だった。20.3%の人、つまり約5人に1人がバナナの皮を踏んで転んだことがあると答えている。