ダラダラ昼寝はかえって疲れるだけ。
戦略的な昼寝のための5つの条件
ただ単純に眠いから寝る、というダラダラ昼寝ではなく、午後からのパフォーマンスを上げるための「戦略的な昼寝」こそが、常にハイパフォーマンスを強いられるビジネスパーソンには必要です。
では「戦略的な昼寝」の条件とはどのようなものなのでしょうか。ポイントは以下の5つです。
1.眠らない昼寝でも構わないと割り切る
2.眠る時間は30分以内
3.午後3時までに実行
4.徹底的に体を休める
5.目が覚めたら脳に刺激
ひとつずつ見ていきましょう。
まず、1の「眠らない昼寝でも構わないと割り切る」。
「えっ? 昼寝なのに寝ないの」という皆さんのツッコミが聞こえてきそうですが、私が考える「戦略的な昼寝」では、熟睡する必要は一切ありません。うたた寝でも体を横たえるだけでも十分です。体を横にすることで、筋肉と内臓への血流が増えて、体や脳の疲れを洗い流してくれます。巷にある「昼寝用便利グッズ」には座ったままで眠れるものが多く見られますし、机につっぷして眠る昼寝を推奨している会社もあるようですが、それでは体が逆に疲れてしまうことも。場所が許せば体を横にしたほうがその効果は2倍にも3倍にも感じられるでしょう。
次に2番目の「眠る時間は30分以内」について。じっくり眠りたいのはやまやまでしょうが、長い時間昼寝をしてしまうと、脳は熟睡するモードに切り替わってしまいます。結果、起床後も慢性的な眠気が続いてしまう恐れも。
「戦略的な昼寝」では時間を決めて行うのが効果的です。今は、音を出さず振動で時間を知らせてくれる目覚まし時計もあります。これなら周囲に迷惑をかけないで心置きなく昼寝をすることができそうです。