“経営のカリスマ”小山昇氏の最新刊『【決定版】朝一番の掃除で、あなたの会社が儲かる!』でも取り上げられた、渋谷区のシェア率が驚異の39%という「山崎文栄堂」(東京都)。その山崎登社長と指導500社中100社が「過去最高益」、13年連続「倒産企業ゼロ」の小山昇氏の対談から、倒産寸前から会社を一変させる突破口を紹介する(構成・藤吉豊)。

なぜ、年商が7年で23億円伸びたのか?

小山 昇(こやま・のぼる)
株式会社武蔵野代表取締役社長。1948年生まれ。12年連続増収増益、日本で初めて「日本経営品質賞」を二度受賞(2000年度、2010年度)。「指導500社中100社が過去最高益」「13年連続倒産企業ゼロ」を達成。全国各地で年間240回の講演・セミナーを開催。現場の叡智が詰まった内容は、全国各地から「今日から仕事に役立つ」と現場見学会参加者があとをたたない。机上の空論は一切なし!実務中心の内容が口コミを呼んでいる。

 ……「株式会社山崎文栄堂」(事務用品販売/山崎登社長/本社:東京都渋谷区)は、アスクルサービス(オフィス用品通販アスクル)を中心に、オフィスの生産性向上を提案・推進する会社です。『カンブリア宮殿』(テレビ東京系)でも、「ジリ貧の文具店がアスクルと組んだら売上37倍」というテーマで取り上げられたことがありますね。小山社長から見て、山崎文栄堂の成長の要因は、何だと思いますか?

小山 2007年当時は、従業員28名で年商約25億円。現在は従業員38名で年商48億円です。従業員数はそれほど増えていませんが、年商は大きく伸びています。成長の要因は、「環境整備(=朝一番の掃除)」によって、仕事のスピードとコミュニケーションが改善されたことが大きい。

山崎 一時は倒産寸前までいきました。もうどうしようもなくなって、2001年から「環境整備」を開始し、その後「環境整備定着プログラム」を導入。ゼロからやり直すことを決めたんですね。それまでは、まったくの自己流でした。いろいろなことを一度にたくさんやろうとして、何もかもが中途半端だったんです。「床を磨こう」と言っているのに、カーペットが敷いてあって磨けなかったり……。そこで徹底して武蔵野さんをマネすることにしたんです。床も武蔵野さんと同じ床材に貼り替えました。机も武蔵野さんと同じですね。