「うちの商品、もっと安かったら売れるのに」。こんな思いを持ったことはありませんか?本日は「価格競争に巻き込まれることなく、1円でも高く自社商品を売る」ためのセールスメソッドをご紹介します。
営業マンは、
「1円でも高く売る」ために存在する
価格競争に率先して加わって、薄利多売の営業方針を貫くのであれば、営業マンは必要ありません。安く売ることで優位性をつくるなら、ネット通販やダイレクト型保険のように、営業マンを介在させないほうが、人件費や仲介手数料などがカットできます。
では、どうして営業マンが必要なのでしょうか?
その理由はたった1つに集約できます。「高く売るため」なのです。営業マンは、自社の商品を「1円でも高く売る」ために存在しています。
売れない営業マンは、不振の理由を「うちの商品は高いから売れない」「うちは他社に比べると高い」と価格に求めがちです。しかし、「1円でも高く売る」という営業マンの役割を鑑みると、「安くしないと売れない」という考え方は、自己否定になるわけです。
限られたお客さまを相手に売上を確保するには、「付加価値」をつけて1円でも高く売らなければなりません。そのためには何をすべきなのでしょうか?
営業マンがつくり出せる付加価値を要約すると、それは「お客さまに気づきを与えること」といえます。
これこそが「1円でも高く売る」ための最重要ポイントなのです。その具体的な方法を見ていきましょう。