次は小田急、京王か

 駅ナカ争奪戦で先行していたのは、JR九州や大阪市営地下鉄などで約470店を展開するファミマ。鉄道会社との提携を得意としたam/pmの提携先4社約270店を取り込んだことが大きい。

 セブンはかつて「24時間営業の場所しか出店しない」という鉄則があったため消極的だったが、2014年にJR西日本、JR四国と立て続けに大型提携を実現して約140店まで伸ばしている。

 そうした中、ローソンは、05年の東京急行電鉄との提携以降、目立った動きがなく約60店と出遅れていた。そのため、今回は、「破格の条件を出してきた。うちでは採算が合わない」と競合の幹部がぼやくほど。提携で一気に巻き返しを図る構えだ。

 東京メトロの提携先が決まったいま、大手3社が次の“大物”としてラブコールを送るのはJR東日本である。約860店を持ち、コンビニ型店舗は堅調だが、超小型の「キオスク」約350店はメトロス同様、苦戦している。

 大手3社は「商品力のあるわが社が運営した方が絶対に売り上げは伸びる」と鼻息が荒いが、JR東日本はキオスクをコンビニ型店舗へ転換する検証を進めており、自前主義を貫く姿勢だ。

 そこで、現実的な次の提携先の候補として各社が狙うのは小田急電鉄と京王電鉄。いずれも首都圏で約70店を抱えており、コンビニ大手の営業合戦が繰り広げられているという。駅ナカ争奪戦は当分続きそうだ。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 大矢博之)