高橋みなみさんのスピーチは、もはやアイドルではなく起業家!指原莉乃さんのスピーチは米国大統領に通じる!全力でぶつかる彼女たちが、発したコトバは、もはやアイドルの領域を越えたものでした。シリーズ79万部を突破した『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一が彼女たちの名言を解説します。

AKB総選挙から歴史の偉人、起業家に通じる名言が!

なぜ、高橋みなみさんの言葉は心に響くのか。「AKB48選抜総選挙ミュージアム」のオープニングセレモニーで、あいさつする高橋みなみさん=5月29日午後、東京・秋葉原 Phto:KYODO

 過去にも、前田敦子さんの

「私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください」

 大島優子さんの

「私たちにとって票数というのは皆さんの愛です」

 など、名言が生まれてきたAKB総選挙。

 2015年の総選挙も名言が生まれ、その多くが涙のスピーチとなりました。

 この総選挙は、じぶんの人気が票数という具体的な数字で見えてしまう、ある意味残酷なイベントかもしれません。票数は公開されて、そこに弁護士のサインまでついています。アイドルという、一見ファンタジーな存在でいてもいいものなのに、ガチで勝負して、涙ながらに生の声を伝えるから、そのメッセージの強さに、ファンでない人までも心を動かされるのではないでしょうか。

 今回の総選挙を「伝え方」で解説をしますが、まず根本には彼女たちのがんばりや情熱があってこそ、ぐっと伝わってきたものだと思っています。どの方もがんばった。だけど、明らかにきらめいていたスピーチがあります。そこには歴史の偉人や、現代の起業家にも通じる名言の「伝え方の技術」が含まれています。