売上の50%以上は
新商品で稼ぐ
SRGの視点で、これまでにない商品やサービスを創れば、顧客の「使ってみたら、あら便利!」につながると大山氏は主張します。
これをいかにスピーディに世に出すか、これが売上最大化のポイントだといいます。その大山氏が大事にする数字が、これです。
「当社では、発売して丸3年以内の商品を新商品と見なしていますが、2009年度の売り上げに占める新商品比率は50パーセントを超えています」
つまり、1万4000アイテムの商品生産のうち、発売後3年以内の新商品が売上に占める割合が50%超ということです。
「SRG」という視点で、常に時代のニーズを的確に捉え、売れる新商品を次々に世に送り出しているということがわかります。
この新陳代謝の速さが、アイリスオーヤマが強い経営ができている大きな理由の1つです。
※本連載は、今回で終了します。