心を許していた女性に、陰で悪口を言われていたことはありますか? 友人の好きな人を、こっそり奪ってしまったことはありますか?
見た目ではわからない「腹黒」女性は、身の回りにどれぐらい潜んでいるのだろうか。オウチーノ総研が首都圏在住の20~39歳の女性694名を対象に行なったアンケートによると、女性の3人に1人は「腹黒女子」という恐ろしい結果が出た。
「自分自身を『腹黒い』と思いますか? また、他人から『腹黒い』と言われたことはありますか?」という質問に対し、「自分は『腹黒い』と思うし、他人からもそう言われる」と回答した、自他ともに認める「腹黒女子」は8.9%だった。さらに、自分では腹黒いと思わないが、他人からはそう言われるという「無自覚腹黒女子」は1.7%。自分は腹黒いと思うが、他人からそう言われたことはないと回答した「隠れ腹黒女子」は24.2%で、全体の34.8%が「腹黒女子」ということになる。
なぜ自分が腹黒いと思うのか。アンケートで最も多かったのは「本心を隠しているから」で、具体的には「平気な顔をして嘘がつける」「損得で物事を考える」といった回答が挙がった。
「あなたの周りには『腹黒い』と思う女性はいますか?」という質問に対しては、29.9%がイエスと回答。「人によって態度が変わるから」という理由が最も多く、具体的な被害としては、「裏で陰口を言われていて、いつの間にかはぶられるようになっていた」(21歳/未婚)、「話し合いで仕事を分けたにも関わらず、陰では勝手に私の仕事を奪っていた」(37歳/既婚)などの回答が寄せられた。また、「恋愛相談をしていた友人が、自分のことを応援してくれていたのに突然彼に告白した」(36歳/既婚)、「意中の彼をゲットする算段がついたら、滑り止めの彼を私に押し付けてきた」(39歳/既婚)など、恋愛の被害も多いようだ。
では、腹黒女子たちは実際に得をしているのだろうか。アンケートによると、自分の腹黒さが理由で友人関係に「支障をきたしたことがある」人は18.2%、「上手くいったことがある」人は13.6%という結果に。恋愛では「支障をきたしたことがある」人は18.2%、「上手くいったことがある」人は10.7%に留まった。
上手くいった具体例としては「先約を上手く断り、急きょ今の旦那との初デートをした」(29歳/既婚)や、「わざと嘘の弱みを見せ、優しくしてもらう」(39歳/既婚)などが挙がった。支障をきたしたことでは、「親切を素直に受け入れられず、相手のことも裏があるのではないかと疑ってしまう」(39歳/既婚)、「二股をかけたのがばれて、別れることになった」(23歳/既婚)といった回答が寄せられた。
人間関係における腹黒さは支障となることが多いという結果ではあったが、本当に「腹黒い」人はきっと、周りに「腹黒さ」を気取られることもなく自分の思い通りにことを進めるのだろう。知らない間に窮地に陥れられないよう、くれぐれも注意したい。
※dot.より転載