春といえば、新生活がスタートする季節。就職や結婚、子どもの入学などを機に、心機一転、新しい住まいに引っ越した人も多いのではないだろうか。そこで今回は、「新居への引越し」をテーマにお話ししよう。SUUMO編集部で実施したアンケートの結果から見えてきた、「今どきの引越し事情」を紹介する。
引越しを機に買い替えたいものは?
堂々の1位に輝いたのは「テレビ」
SUUMO編集部が、関東・東海・関西エリアで2年以内に住宅購入を検討している約300人を対象に行なった家具・家電買い替えに関するアンケート(下図参照)によると、「買い替えるもの」の第1位はテレビとなっており、58.6%もの人が「買い替える」と答えている。
2011年7月のアナログ放送終了まで約1年ということもあり、引越しを機に「地デジ対応にしたい」という理由が大多数を占めた。また、テレビに限らず、冷蔵庫や洗濯機などの生活家電を「大型化したい」という意見も多く、家電も「家の広さに合わせて」と考えている傾向が見られる。
買い替え理由として次に多かったのは、「古くなったから」という答え。壊れるまで買い替えないものほど、「新居購入時を機に・・・・・・」と考える人が多いようで、「もう10年使ったから」というコメントも多かった。他には、省エネや節水など、エコ家電への買い替え希望も多数を占めている。
家電以外に「ベスト5」にランクインしたのは、ソファとダイニングテーブル。家具は部屋のテイストに合わせたいものだけに、上位にくるのも納得と言える。特にダイニングテーブルは、30代の人たちに人気が高く、20代ではベッドの人気が高かった。
ちなみに東海地方に限っては、テレビを抑えてソファが1位となっており、ソファへの憧れの強さが浮き彫りになった。