ビジネスは継続しなければならない、ということ
髙井 今回出した本では、儲けの仕組みを知ってもらうのと同時に、「ビジネスは継続しなくてはいけない」ということを伝えたかったんです。いくら高いモノを売っていても、1回で売り切っていたら、常に新規のお客さまを追いかけなくてはいけなくなります。いかに継続が大事であるかをストーリーから読み取ってもらえればと思っています。
私は人生の師から「商売」=「笑売」=「商倍」ということを教えていただきました。商売は商いを売る、そこで笑いを売れば、商いは倍になります。儲けるには、お客さまを喜ばせることが一番大切なのです。
それなのに眉間に皺を寄せて、商売は大変だ、モノを売るのは大変だと思っていれば、それが頭の中で絶えずインプットされるので余計大変になってしまう。でも商売は楽しい、仕事は楽しいと思っていると、ビジネスもどんどん楽しいことにベンチマークしていきます。この本を読んでいただいて、そのことに気づいていただく、感じていただけると嬉しいですね。
石原 こうして6年ぶりにお会いして話をしていると、髙井さん自身の受容度が増したように感じました。当時はもっと肩肘張っていた印象がありましたが、何というかおおらかになりましたね。
髙井 ありがとうございます(笑)。
石原 最後に、髙井さんが代表を務めるCARITYでのお仕事や執筆活動なども含めて、今後の抱負を聞かせてください。
髙井 今年の5月に、シンガポールに本社を置くCARITY LINKという会社を作りまして、現在、アセアンにおける海外進出を徹底的に進めています。これからの日本は、この島国からどんどん出て行かなくてはいけない時代だと思っています。
今までも、これからも、自分自身が経営してきた経験を通して、たくさんの方々をサポートしていく。そのためにも、私自身がひとりの経営者としてイチ早くアセアンでビジネス展開し、ノウハウなどをシステム化したうえで、それをまたビジネスモデル塾の塾生さんにお伝えしていきたいと考えています。
それから執筆活動においては、この本の遠山桜子シリーズをどんどん世に出していきたいという思いがあります。難しく書いてしまうことは簡単なのかもしれませんが、本当に分かりやすく、大勢の方に親しんでもらえるような内容にしていきたいと思っています。
石原 ひとつお願いがあります。映画に出ることが僕の昔からの夢でして、遠山桜子シリーズ映画化の際には、通り過ぎるだけでもいいので出演させてもらえませんか? 髙井さんの本を売るのに僕も協力します! この方法が映画出演の夢が一番早く叶いそうだなと思いまして(笑)。
髙井 それは嬉しいですね(笑)。
石原 ぜひよろしくお願いします! 本日はありがとうございました。
髙井 こちらこそありがとうございました。