今やネットが大隆盛の中国では、実は日本よりもネット広告市場が過熱している。なかでも特に熱いのが、成功報酬型のアフィリエイト広告市場だ。中国に進出したインターネット広告代理店のアドウェイズも、そんな中国市場に果敢に挑む日系企業の1つ。現地の清水洋一・愛徳威広告(上海)有限公司総経理に、中国のネット広告市場について、詳しく聞いた。

中国人に親和性があると言われるアフィリエイト広告にいち早く参入した、日系インターネット広告代理店・アドウェイズ。現地の清水洋一・愛徳威広告(上海)有限公司総経理は、中国ネット市場の驚くべき可能性を目の当たりにしているという。

――中国に進出してからの経緯を教えてください。

 当初は中国でのオフショア開発を目的として、2003年12月に上海に進出しました。中国でネット広告事業を始めたのが、私が上海に赴任した翌年04年4月からです。

 実際上海に来てみると、当時の中国のネット広告はまだ純広告中心で、「ネット広告=Yahoo!に広告を載せる」という考え方が主流でした。そして弊社の得意分野である成功報酬型広告「アフィリエイト」に至っては、ほぼ存在しない状況であることがわかりました。

 それなら、いち早くアフィリエイトに参入すれば弊社にもチャンスがあると考え、05年から中国でのアフィリエイト広告事業もスタートしました。

 ネット広告事業を開始した当初は、アフィリエイトの「ア」の字から説明を始めました。現在は、お蔭様で順調に業績も伸び、中国eコマースのトップ10企業のうち、7社と取引きをさせていただいております。顧客のポートフォリオは、ローカル企業7割、日系2割、韓国系などその他外資系1割といったところです。

 中国では、「CHANet」(チャネット)というアフィリエイト広告の他にも、サイト構築、プロモーション、純広告、リスティング広告などを含めたウェブマーケティング全般のサービスを提供しています。

――ネットメディアは、日本の方が中国より進んでいるのでしょうか?

 昔は、米国→日本→中国という経路でトレンドが伝わる形だったため、「中国は日本の2年遅れ」と言われていました。しかし最近は、米国の最新トレンドが日本より早く中国に展開されるケースが増えています。