「ヘンタイ美術館」とは、美術評論家・山田五郎さんを館長、ズブの西洋美術シロウト・コピーライターこやま淳子さんを学芸員見習いに見立てた架空の美術館。
美術に興味はあるけれどどこから入っていいのかわからない、という方々に向けた、西洋美術の超入門・連載です。こちらの連載では、書籍『ヘンタイ美術館』から内容をピックアップしてお届けします。今回は、「ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ。誰がいちばんエライのか!?」です。

みなさん、ようこそヘンタイ美術館へ。

こやま こむずかしく考えがちな西洋美術も、ヘンタイでどうかしちゃってる美術家たちの側面から見ていくと、とてもおもしろくわかってくる。当美術館は、そんなヘンタイ斬り口から西洋美術を見ていこうという、ちょっとヘンな美術館です。

山田 オレは最初、このネーミングには反対だったんですよ。
ホンモノの変態に失礼だから。

こやま そう、もちろん性的など、ホンモノな方々も美術家にはいらっしゃいますが、ここではもっとライトに、ちょっと変わった美術家さんのキャラクターにスポットを当てていこう!という趣旨です。

山田 というわけで、ホンモノの変態の方々へのリスペクトも込めて、
変態ではなくヘンタイと、あえてカタカナ表記してあります。

こやま 館長のこだわりですね(笑)。というわけで、今回のテーマ、「ルネサンス三大巨匠ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ。いちばんのヘンタイは誰だ!?」です。

ダ・ヴィンチは15世紀美術業界の「一発屋」だった!?