ちなみに、筆者のパソコンでは「利助」と変換された。ネットで検索してみると、江戸時代に活躍した近江商人・西川利助(7代)のWikipediaがヒットする。大阪商人と同じ日本三大商人の一角・近江商人にまで、欧米化の波が押し寄せているのだろうか。日本の三大商人は、カタカナ語が大好きなようである。

◆エクスキューズ

 思わず中学校の時に習った癖で、「エクスキューズミー」と言ってしまいそうだが、これは「言い訳」を指す言葉だ。社内でエクスキューズすると怒られるが、取引先には事前にエクスキューズしておくことが求められるという、矛盾をはらんだ複雑なカタカナ語である。

 さらに、「お前のエクスキューズは聞きたくない。しっかり仕事しろ」と言っている上司が、自身の仕事に対してはエクスキューズを連発するという事案も発生しているため、この言葉を使う人はいまいち信用できない。

◆エビデンス

 かつらメーカーを想起させるような言葉だが、実は「証拠」のこと。「言った、言わないの言質」という意味で使われたり、時には企画や提案などを出す際に必要な客観的根拠という意味としても使われたりするらしい。ややこしくてたまらない。

 上司にエビデンスを求められた場合、迅速な対応が必要だ。かつらを用意するのは後回しでいい。「言質」という意味で使われた場合は、だいたい面倒臭いことになる。トラブルを防ぐため、大切なことはメールでやりとりすることをお勧めする。

「アサップ」を使うこの国はどうかしている

◆ASAP/エーエスエーピー/アサップ

 恥ずかしながら、筆者はこの記事を書くまで意味を知らなかった。「as soon as possible(アズ・スーン・アズ・ポッシブル)」の略で、「できるだけ早く」という意味らしい。先ほど紹介したウェブリオの調査で、困惑したことのあるカタカナ語の第8位に入っているところをみると、世間ではよく使われている言葉なのだろう。