既存SSの敷地内に
専門拠点を開設

――現在の実績を教えてください。

 足元の契約台数は累計で約2万5000台。契約規模でおよそ500億円です。増加台数は年9000台ペースといったところですが、2020年までには契約台数10万台に持って行く予定です。年間の増加台数は、早いタイミングで1万5000台に持って行き、さらには2万台を目指します。

 昨年11月には、専門拠点「くるまの相談窓口 ビークルショップ」の関東第1号店を埼玉県熊谷市にオープンしました。今年3月末までには14ヵ所に増やします。来年度末には100~150ヵ所くらいになるでしょう。既存SSの敷地内に専門拠点を増やすことで、さらに新事業を加速させていきます。

 全国に約3000のSSを持っており、これまでも消費者との接点を持ってきたというのが、当社の強みです。スタッフはもちろん、車のリースなどに深い知識があるわけではありませんが、やはり元々が車を相手にする仕事ですから、みんな車好きです。適切な教育をすれば、どんどん知識を吸収してくれます。

 こうした既存インフラがあるからこそ、リース事業にスムーズに入ることができました。

――特約店からの反応はどうですか?

 ガソリン販売が落ち込むなか、これまでもSSの現場からは「良い燃料添加剤はないか」「良いバッテリーはないか」など、新しい商材を求める声が多く寄せられてきました。カーリースは現場から大いに喜ばれ、「コスモ発足以来のベストヒットだ」との声もある。当初、われわれが予想した以上の手応えを感じています。

 ただ、手放しで喜んでもいられません。カーリースはこれまでのSSとはまったく違う商売です。ただでさえ、SSの現場は人手不足なのに、新しい商売についても学ばねばならないのですから、最初は手探りからのスタートです。単にバッテリーを売る、というようなこととは話が違いますから、スタッフの教育にも力を注がねばなりません。

 しかし、先ほど申し上げたように、車そのものには詳しいスタッフたちですし、売れれば心に弾みもつく。地方の有力特約店では、月30台以上の実績を出したところもあります。