「なるべく早く」
言うまでもなく、「なるべく早く」では人によって捉え方が違います。
さらに、「なる早で」なんて省略して発言している人も。「なるべく早く」でさえ、ビジネス会話としてNGなのに、さらに略して当たり前のように使っている。
「“なる早で”って、なんだソレ!? 新入社員研修からやり直せ!」
さすがにそのまま言うことはありませんが(苦笑)、これが筆者の偽りざる本音です。
「グローバル」じゃない日本人の会話
筆者はかつて少ない経験ではありますが、海外のビジネスパーソンと商談やディスカッションをしたことがあります。
彼らは「いつ?」という質問に対し、感心するほど明確に答えていました。
ただでさえ言葉が通じにくく、価値観も異なる相手とのコミュニケーションですから、曖昧な言葉は「悪」でしかないことを理解していたのでしょう。
多くの方がグローバル社会、グローバル化などとおっしゃいますが、筆者は「日本人のビジネス会話はちっともグローバルじゃない」と感じています。
数字に強いビジネスパーソンになりたいなら、グローバル化する世の中で今後も活躍したいのなら、まずは「いつ?」に数字で答える人になりましょう。
「いつやるの?」→「3日以内に必ず」
「いつやるの?」→「明日の9時から11時までの2時間で終わらせます」
もちろん、「いまです!」と答えられるのであれば最高ですが……。