研修のスタート時に確認していること

 こんにちは。『99%の人が知らない数字に強くなる裏ワザ30』の著者・深沢真太郎です。 

 今回は「持ち物」をテーマに、数字に強い人とそうでない人のほんのちょっとした(でも、とても大きな)差をご紹介し、あなたが数字に強くなるためのエッセンスをお伝えしていきます。

 筆者は企業からご依頼いただき、数字に強くなるための教育をお預かりします。
 そのテーマは数的思考研修、数的コミュニケーション研修などさまざまですが、実はどんな研修のときでもスタート時に必ず受講者の机の上を確認しています。

 何を確認しているか――それは、あるものが置かれているかどうかです。筆者が登壇するような研修に絶対に必要となるものは、いったい何でしょうか。この連載をここまでお読みいただいた方ならすぐにピンときたことでしょう。そう、あるものとは「電卓」のことです。

 研修のスタート時に、「電卓」が机の上に置かれているか……。

 同じ職場、同じ職種、近い年齢……、ほぼ似たような方々が集まっている場にもかかわらず、研修スタート時に机の上に「電卓」を置いている人と置いてない人がいます。さらに言うなら、電卓すら持参していない人もかなりいます。

 この差はいったい何なのか、ここから深めていきたいと思います。