Jリーグが開幕して1ヵ月経った。
J1は国際Aマッチウイーク(W杯アジア2次予選)のため、リーグ戦が中断しているが、4節を終えた時点で川崎が3勝1分で首位に立っている。昨年のリーグ戦覇者で、クラブW杯でも3位になった広島が11位と低迷しているのは意外だが、地力があるチームだから、徐々に順位を上げていくだろう。
J2は圧倒的な戦力を持ちながら1季でのJ1復帰に失敗したセレッソ大阪が、柿谷曜一朗の復帰などもあってさらに戦力充実。4勝1分と好調で、熊本に次いで2位につけている。ただ、J2は実力が拮抗しており、このままJ1自動昇格ラインを維持できるかが、見ものだ。
J3は参加クラブ数が昨年の13から16に増えた。Jリーグ・U-22選抜が脱退したが、ガンバ大阪とFC東京、セレッソ大阪のU-23チーム、鹿児島ユナイテッドFCが新たに加わったからだ。J1、J2の強豪クラブのセカンドチームがJ3で、どのような戦いを見せるかという見どころが増えた。
サッカーファンなら注目!?
“メンバー総入れ替え”ジェフ千葉の戦い
ところで、コアなサッカーファンは、自分が応援するクラブの成績とは別に、J2・ジェフユナイテッド千葉(以下千葉)が、どんな戦いを見せるか、気になっているはずだ。
千葉は昨オフ、前代未聞のチーム大改造を行った。昨季の登録選手31人中、24人が移籍や契約満了、引退などでチームを去ったのだ。チームの4分の3がいなくなったことになる。それも出場機会に恵まれない若手ではなく、多くが主力としてプレーした選手。
J2リーグは42試合が行われるが、そのうち39試合に出場して14ゴールをあげたネイツ・ペチュニク(大宮に移籍)をはじめ、39試合出場のキム・ヒョヌン(福岡)、36試合のパウリーニョ(湘南)、中村太亮(磐田)、35試合の大岩大貴(仙台)、金井貢史(横浜Fマリノス)などが退団。