今季のプロゴルフ・メジャー最終戦である全米プロ選手権が終わった。優勝はマルティン・カイマー(ドイツ)。ブッバ・ワトソン(アメリカ)との3ホールにわたるプレーオフを戦い、メジャー初制覇を成し遂げた。復活を期したタイガー・ウッズは28位タイに終わった。
出場した5人の日本選手(石川遼、池田勇太、藤田寛之、小田孔明、平塚哲二)は全員予選敗退。メジャー大会の厳しさを改めて思い知らされた。
とくに日本のホープ石川遼の予選落ちにはガックリした人も多いだろう。石川のこれまでのメジャー成績を並べるとこうなる。
●2009年
マスターズ→予選落ち
全英オープン→予選落ち
全米プロ→56位
●2010年
マスターズ(4月)→予選落ち
全米オープン(6月)→33位
全英オープン(7月)→27位
弱冠18歳にして日本のトップに立った石川の実力は誰もが認めるところだが、メジャー大会では厚い壁に阻まれてきた。しかし、経験を積むに従い予選通過できるようになり、少しずつ順位を上げた。それだけに今大会での飛躍が期待されたわけだが、残念な結果に終わってしまった。
今季の4大メジャー大会での日本人選手の成績をチェックすると、全英での石川の27位タイが最高。他ではマスターズでの池田勇太の29位タイがあるぐらいだ。
過去には日本人男子選手が
メジャーで優勝争いをしたことも
ちなみに過去の4大メジャーの日本人最高位はこうだ。
●マスターズ=4位・伊沢利光(01年)、片山晋呉(09年)
●全米オープン=2位・青木功(80年)
●全英オープン=4位・倉本昌弘(82年)
●全米プロ=3位・中嶋常幸(88年)