職場に美人が配属されてくると、それだけで雰囲気が変わるものだ。

 しかし、その人がいつまでも仕事の要領を得なかったり、懸命に頑張っている姿を見せなかったりすると、次第に周囲の人の心は変わっていく。本人が謙虚に振る舞わないものなら、しまいには職場で浮いた存在になってしまう。

 連載29回目は、第一印象はいいものの、自尊心や虚栄心が強いばかりに周囲とうまくいかず、転職を繰り返す美人社員を紹介しよう。あなたの職場にも、このような社員がいないだろうか?

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■今回の主人公――はい上がれない「負け組社員」

 新田恵美(仮名・31歳)

 大学卒業後、2つの地方放送局で「契約アナウンサー」として、2つの編集プロダクションで「編集者」として働いた経験を持つ。どの職場でも上司や同僚から認められないことに不満を募らせ、わずか8年間で4つの会社を渡り歩いた。この春結婚して「専業主婦」になった。

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(※プライバシー保護の観点から、この記事は取材した情報を一部デフォルメしています)

人も羨む美人アナウンサーの豪華挙式
出席者の多くが知らない「隠された過去」

 JR新宿駅の西口から歩いて5分。名前を聞けば誰でもわかる高級ホテルの3階では、結婚式が行なわれている。

 ウエディングドレスを着た新田恵美が、3つ年上の夫と共に高さ60センチほどのデコレーションケーキの前に立った。