子どもの算数力を磨く3つのコツ

子どもの算数力を磨くコツは3つあります。

 第一に、育児・子育ての目的は、ほかの子をわが子と比較して見るのではなく、子どもにはその子しかない「成長の仕方」があり、その子の脳の働きを可能な限り最大に伸ばすこと。
 つまり、個性ある人間に育てる“手助け”をすることにあります。算数力を磨くときも、この基本を忘れてはいけません。

 第二に、子どもの“プライドや人格”をおおいに尊重し、肌と肌の接触を大切にしながら、子どものやる気を自然と引き出してみてください。特に、お風呂学習は、肌と肌の接触により、「C線維カレス系システム」(⇒詳しくは『1歳からみるみる頭がよくなる51の方法』をご覧ください)が働き、学習効果が高まります。

 第三に、「お風呂で唱えるだけで算数力がアップ!『お経式暗算法』ミラクルシート」を使った、世界初!?の暗算法は、著者自身の日本と米国での育児経験をもとに、脳科学的に裏づけられ、生活の知恵として合理性が認められるものだけを厳選しています。

  すでに「くぼたのうけん」や「リトルランド」の現場で、2歳児以降のお子さんに実践済です。どうぞ安心してお使いください。

 これは、親子で遊びながら、ただ数を暗唱するだけで、親子の固い絆がつくられる一石二鳥の育児法です。やらない手はありません。

『1歳からみるみる頭がよくなる51の方法』で五感を磨きながら、本書で算数力を「声に出して遊びながら磨いておく」ことは、お子さんの一生モノの財産になります。

 これだけは、お母さん、お父さんにしかできないことです。

 自分で考え、自分で行動し、責任を持てる子に育っていくよう、どんどん実践してみてください。

 お母さん、お父さん、いつも応援しています!

この本は、数が言えるようになった未就学児(2歳以降)から小学3年生くらいまでのお子さんが対象です。
 0歳児からの具体的な育児術については、『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』、0歳からの心がまえについては、『0歳からみるみる賢くなる55の心得』、1歳・2歳・3歳児の具体的な育児法は、『1歳からみるみる頭がよくなる51の方法』をご覧いただければと思います。