心の琴線に触れる物語の3つのパターン
そのアイデアに物語性があると消費者の心に深く刻まれます。物語は強烈な力を持っています。物語の力をビジネスに使わない手はないでしょう。
相手の心の琴線に触れる物語には次の3つのパターンがあります。「挑戦の筋書き」「絆の筋書き」「創造性の筋書き」です。
(1)挑戦の筋書き
主役が圧倒的な障害に直面するが諦めないで挑戦するというお話。
(2)絆の筋書き
人種、階級、民族、宗教、あるいは人口統計上の違いを乗り越えて、人々が関係を育む物語です。
(3)創造性の筋書き
精神面で突破口を開いたり、長年の謎をあるきっかけで解いてみたり、革新的な方法で問題に取り組んだりするお話です。
アイデアを6つの原則でチェックし改善する
この6つの原則はある意味、チェックリストです。思いついたアイデアがちゃんと消費者の心に届きヒットするのかどうかという目安になります。
たとえば、私が提唱している「週末起業」をチェックしてみましょう。
(1)単純明快である
平日は会社員、土日だけ起業しましょうというコンセプト。単純でわかりやすいです。
(2)意外性がある
当初はちょっとした驚きがありました。起業するとなると会社を辞めなきゃいけないと、多くの人が思い込んでいましたが、週末だけ起業するという発想もあるんだという意外性です。
(3)具体的である
告知するときは具体的な事例を紹介して訴求するようにしています。
(4)信頼性がある
これまで数えきれない人が会社を辞めずに起業し、成功してきました。その人たちの声を聞いていただければ、その有効性は信頼していただけるのではないでしょうか。