●freee 年2万5656円(月2138円。ライトプラン)メール・チャットに対応 ※価格はすべて税込です。

 簿記の知識がいらない会計ソフトと言われていますが、それがメリットでもありデメリットでもあります。これまでの会計ソフトに慣れている方は戸惑うことも多いでしょう。ただ、簿記の知識がいらないというのは問題でもあります。簿記検定を受ける必要はありませんが、経理を理解するために、簿記の最低限の知識は必要です。簿記のしくみを使わない、このfreeeは適しているとはいえません。

●MFクラウド会計 年額払い2万3522円(月額払い2138円。ライトプラン)メール・チャットに対応

 freeeと同様の使い勝手ですが、従来の会計ソフトに近い考え方です。Excel(CSVデータ)の取り込みも、freeeよりもやりやすくなっています。

●弥生会計オンライン 年2万8080円(初年度2ヵ月無料。セルフプラン)メール・チャットサポートなし

 デスクトップ型で有名な弥生会計が提供するクラウド会計ソフト。3つの中では後発にもかかわらず、使い勝手はそれほどよくありません。ネットバンクも直接連動ではなく、別のサービスを仲介して取り込むため、使いにくいです。そして画面も見づらく、見ることができる表、数字も少なくなっています。

 クラウド会計ソフトでどれかを選ぶなら、freee かMFクラウド会計でしょう。会計ソフトを使ったことがある人はMFクラウド会計、そうでない方はfreee というのも1つの選び方です。クラウドになったからといって、すべてが解決するわけではありません。やはり数字の見方が大事ですし、リアルタイムな経理が大事なのです。