“赤短”の資産を積極活用して進化した「山脇学園」の目指すもの
日本一地価の高い水田と畑が赤坂4丁目にある。稲が実るこの屋外実験場も短大から受け継いだ資産 写真提供:山脇学園中学校・高等学校
“赤短”の資産を積極活用して進化した「山脇学園」の目指すもの
“赤短”の資産を積極活用して進化した「山脇学園」の目指すもの
[聞き手] 森上展安・森上教育研究所代表 1953年岡山生まれ。早稲田大学法学部卒。学習塾「ぶQ」の塾長を経て、1988年森上教育研究所を設立。40年にわたり中学受験を見つめてきた第一人者。父母向けセミナー「わが子が伸びる親の『技』研究会」を主宰している。 *森上教育研究所 「わが子が伸びる親の『技』研究会」では実力アップ「差がつく単問」集中講座 など受験生と保護者向けに教材動画を販売しています。詳しくはこちらをご参照ください。
“赤短”の資産を積極活用して進化した「山脇学園」の目指すもの
(1)“山脇ルネサンス”の最後の大事業が中高校舎の建て替え。白い「志の塔」の左が高校ホームルーム(HR)教室や講堂(YAMAWAKIホール)の入る1号館(13年11月竣工)、右が中学ホームルーム(HR)教室やノースイングリッシュアイランドの入る2号館(15年3月竣工) (2)正面玄関 (3)体育祭も行われる校庭からは赤坂・六本木のビルも目に飛び込んでくる (4)(5)全教室にwi-fiとプロジェクターも整い、動画鑑賞も自在に 拡大画像表示
“赤短”の資産を積極活用して進化した「山脇学園」の目指すもの
(1)~(4)イングリッシュアイランド(EI)は南と北に分かれる。3号館3階にあるサウスEIは、およそ中高の教室らしくないしつらえの英語学習のためのテーマパークのような一画で、さまざまなショップが設けられ、ハロウィーンの飾り付けなど季節ごとのイベントも行われている (5)(6)8人のネイティブ教員が駐在するこの島の中では原則英語。ライブラリーには英語教育関連の書籍が充実している (7)2号館にあるノースEIの「英語チャレンジクラス」。生徒は英語漬けの生活を送る 拡大画像表示
“赤短”の資産を積極活用して進化した「山脇学園」の目指すもの
“赤短”の資産を積極活用して進化した「山脇学園」の目指すもの
(1)イングリッシュアイランド(EI)内のシアター (2)約300人収容可能なカフェテリア 拡大画像表示
“赤短”の資産を積極活用して進化した「山脇学園」の目指すもの
(1)壁一面に歴代の西表島野生生物調査隊の記録写真も (2)先輩から後輩に研究が受け継がれていく「生命系継続研究室」 (3)(4)マングローブの種とその観察記録 (5)ミナミヌマエビに色覚があるのかを調べる 拡大画像表示
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(1)中学1・2年全員必修の「サイエンティスト」のリポート (2)金魚のウロコ再生の実験観察も 拡大画像表示
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(1)短大の施設と設備を十分に生かしたサイエンスアイランド (2)1人1台ある双眼の顕微鏡も短大から引き継いだ (3)(4)プログラミング教育と合わせてロボットも自作する。自動ホワイトボード消しロボットは磁力で吸着し、枠の間を動く仕掛け (5)(6)消毒液自動噴霧ロボットや入れた硬貨の分だけ稼働するロボットなども生徒の作品 拡大画像表示
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芝中高の技術工作部の協力も得て作成したワンリットルカー
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(1)(2)さまざまなタイプの教室があるリベラルアーツアイランド(LI)では、探究的学習の授業なども行われる  写真(2)提供:山脇学園女子中学校・高等学校  (3)(4)富士山に関する個人発表ポスターは、中学3年「探究基礎」の研究成果 拡大画像表示
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田んぼを見守るかかしの美々子(びびこ)ちゃんは、美術部のメンバーの手による。今季の役割は終えて現在は室内に
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入学式や始業式などの折に開かれる「志の門」は、2016年に移築された老中屋敷の門。東京大学本郷キャンパスの赤門(加賀藩前田家)、東京国立博物館の黒門(因州池田家)と並び称される江戸時代の武家屋敷門(国指定重要文化財)