産後、妻がすぐに職場に復帰できるとは限らない写真はイメージです

妻の出産で共働きでなくなった途端
生活苦になった34歳のサラリーマン

 それまで夫婦共働きで稼いでいたのに、出産や病気、家庭の事情などで片働きになった途端、生活が苦しくなったという家庭は少なくありません。

 そうした事態に見舞われたとき、普通は1人分の収入で生活できるよう支出を抑えるといった工夫をするものですが、贅沢な暮らしから抜け出せず、生活費にさえ窮してしまう人もいます。

 会社員のBさん(34歳)一家もそんな家庭でした。「1人の稼ぎになった途端、家計が苦しくなり赤字が膨らんで困っている」と語るBさん。減ってしまった1人分の収入を補うため、ボーナスや預貯金にまで手を出し、生活費を工面することに四苦八苦していると言います。

 どうして、そんなことになってしまったのでしょう。子どもが生まれるまでは、夫婦共働きで、若いなりにそこそこの収入がありました。そのため、夫婦で旅行に出掛けたり、趣味にお金をかけたりしても、一定金額は貯蓄に回せていました。

 ところが、子どもが生まれてから、どうにも計画通りにいかなくなったのです。