ヤフーとLINEが経営統合を正式に発表した。IT業界が激変期を迎える中、「国内IT企業の平均年収ランキング」を作成した。ヤフー、LINEは40位以内。楽天は年収が720万円で、ディー・エヌ・エーは767万円だった。

対GAFAで再編含みの激変期突入!
ZOZO買収のヤフーがLINEと統合

 ヤフーを傘下に持つZホールディングス(HD)とLINEは11月18日、経営統合する計画を正式に発表した。米国の巨大IT(情報技術)企業であるGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コム)に対抗して、国内での生き残りを図る狙いがある。

 ZHDとLINEは2020年10月までに経営統合する。ZHD(当時はヤフー。ヤフーは10月1日に持ち株会社制に移行し、社名をZHDに変えた)は9月に、衣料品インターネット通販「ZOZOTOWN」を運営するZOZO買収を発表したばかりだった。

 ZHDとLINEの経営統合が表面化した直後の11月14日、競合する楽天の株価が一時、大幅安となった。ZHDの19年3月期の連結売上高は9547億円で、LINEは2071億円(18年12月期)。2社を合算すると1兆1618億円で、楽天(18年12月期で1兆1014億円)を超える規模になる。

 これから国内のIT業界は、さらなる再編も視野に入れた激変期を迎えそうだ。

 そこで今回は、上場している情報・通信業種(ただし放送局、映画関連企業は除く)を対象に「国内IT企業の平均年収ランキング」を作成した。決算期は18年4月期~19年3月期。

 なお、業種は異なるが、一般的に有力IT企業とされる楽天、ディー・エヌ・エー、サイバーエージェント、クックパッド、カカクコム、ミクシィ、ぐるなび(以上はサービス業)と、ZOZO(小売業)も対象に加えている。また、単体の従業員数が100人未満の企業は除外した。

 それでは早速、確認していこう。

 1位は、ソフトバンクグループで1253万円。2位は、野村総合研究所で1221万円だった。

 3位は、ワープロソフト「一太郎」で知られるジャストシステムで970万円。同社はタブレット端末を使った小中学生向けの通信教育「スマイルゼミ」が好調で、会員数を伸ばしている。