グーグル,GooglePhoto:SOPA Images/gettyimages

 米アルファベット傘下のグーグルは長年、オンライン旅行代理店のエクスペディアやトリップアドバイザーなど新興の旅行ウェブサイトを支える強力な存在となってきた。だが、そうした企業の間で、グーグルが競争上の大きな脅威になっているとの指摘が出ている。

 ドイツのHomeToGo(ホームトゥゴー、本社ベルリン)は多くの旅行業者が直面する苦境を示す典型例となっている。同社が運営するバケーションレンタルのウェブサイトは、サイト訪問者の誘導でグーグルに頼る面がある。ところが、グーグルはバケーションレンタル検索結果の多くのページで、サードパーティーの旅行サイトの物件を最上部にボックス表示しており、HomeToGoの事業に影響が出ているという。