「家政学部」はどう進化した?

図表3
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  共学化した女子大は、ほぼ例外なく共学化と同時に、あるいはその前後のタイミングで学部改編を実施している。典型的なのが、先ほど定員割れの要因と指摘した「生活科学/家政」系統学部の再編であり、前ページの図表2では、柴田学園、東京家政学院、名古屋葵がこれに該当する。

「家政学部」を持つ女子大はあまたある。だが、その学びの内容を正確に把握している受験生は、実感として意外に少ない。料理や裁縫、子育ての知識……など、いわゆる旧女学校時代の「良妻賢母」育成型カリキュラム?……と漠然とした印象を持っている人が多いのではないだろうか。

 実際は、家庭生活を起点とし、社会を生きるための実践的な知識を幅広く、複合的に学ぶことのできる学部といっていい。共学化した女子大では、名称を「生活創生学部」などに変え、カリキュラムを進化させて、より幅広い層の学生獲得を目指している。

 具体的には、大学ごとに異なるものの、栄養士や社会福祉士の資格、家庭科の教員免許などを取得できる大学もある。卒業生の進路もさまざまで、学校教員や児童福祉施設の職員、あるいは、アパレル、食品メーカーなどで専門職として働く人もいる。キャリア志向の学生の希望にも十分対応しているのだ。

 図表3に、26年度に共学化した元女子大、および、27年度以降に共学化の予定を表明している女子大の例を挙げた。共学化に伴い、学部の再編や新学部の設置が行われるケースも多いので、大学の公開情報を随時確認し、併願戦略を立てる際に役立ててほしい。