問題かな?と思ったら論理的に原因を考える
先述した問題解決アプローチの(5)は、多くの場合、軌道修正が必要です。例えば、塾の成績が上がらない場合、原因と考えられることを書き出し、現状を確認して特に大きな問題に焦点をあてて解決していく必要があります。これが論理的に考えるということです。
問題の原因を確認しないで、勉強時間のノルマを押し付けたり、成績への不平を言ったりすれば、子どものモチベーションは下がる一方です。子どもが学習に集中するには親と子どもの学習意欲を引き出す専門家(学習塾など)のサポートを万全にして臨むことが重要です。何が万全といえるのかについて、最後に私の古巣のマッキンゼー式問題解決のツールを紹介します。図3「受験合格の成功確率を高めるためのロジックツリー」をぜひ活用してみてください。