本田宗一郎万事に “真剣な” 知的体育会系リーダー
アメリカ・デトロイトにあるオートモーティブ・ホール・オブ・フェイム(自動車殿堂)に、日本人として最初に殿堂入りを果たしたのが本田宗一郎である。私は、そこに飾られている一枚の写真の前で足が釘づけになった。それは、テストコースの路面に手をついてひざまずき、目の前を走り抜けるオートバイをじっと観察している本田の姿を写したものである。

製造業を取り巻く環境が激変する中、モノづくりからコトづくりへの転換を含むビジネスモデル変革や生産性向上などの課題に取り組む企業が増えている。そんな変革を支援するISIDビジネスコンサルティングは、独自のアプローチで多くの顧客の支持を集めている。

ITの進展で増える一方のさまざまなデータをどう理解し、どう利用するかは大きな課題となっているが、地図上にデータを落として可視化してみることで、数値や文字ではわからない現実が見えてくることがある。位置・空間情報を持った情報をひも付けて解析するGIS(地理情報システム)大手のパスコに、その可能性を聞いた。

2020年東京五輪に向けて急速に広がりそうなのがスポーツのデータ解析だ。「チーム・選手強化のため」、そして「観戦を楽しむため」の2方向で活用が進んでいるが、今後どのような進化を遂げるのか。スポーツデータ解析・配信における日本の先駆者、データスタジアムを取材した。

ビッグデータの解析、人工知能(AI)の活用で異彩を放っているのが気象予報会社、ウェザーニューズだ。日本は気象、自然の影響が大きく、天気を早く、正確に知るかが死命を制する面が多い。独自の観測インフラを構築するウェザーニューズは気象ビッグデータをどのように構築し、活かしているのか。

LEDが起爆剤となって照明の世界が大きく変わりつつある。センサー、ネットワーク、そして可視光通信など、照明を媒介にモノとモノがつながることで、「照明のその先」までもが一体となる近未来がすぐそこまで来ている。照明事業を祖業とするフィリップスは未来をどう見据えているのか。

進出類型と求められる組織能力海外事業の“死の谷”をいかに乗り越えるか
R&Dの成果と具体的な事業化・製品化の間にいわゆる“死の谷”が存在するのと同様に、海外進出という種を蒔いた後、成長や収益貢献という果実を得るまでにも“死の谷”が存在し、そこから抜け出せないことに悩む日本企業は多い。本稿では、死の谷を生む要因とそこからの脱出方法について、具体的な事例を交えながら解説する。

いまや、デジタルメディア上で自社の評価・評判を高め、企業の信用やブランド価値の最大化を図る時代に入った。にもかかわらず、日本の経営者はネット上の評判を軽視する傾向が強い。求められるのは「データドリブンなリーダーシップ」だ。

