嶋田 毅

嶋田 毅

グロービス経営大学院教員

東京大学理学部卒業、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。累計160万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」のプロデューサーも務める。

著書に『グロービスMBAキーワード 図解 基本フレームワーク50』『グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス分析ツール50』『グロービスMBAビジネス・ライティング』(以上ダイヤモンド社)、『MBA 問題解決100の基本』『MBA 生産性をあげる100の基本』『MBA 100の基本』(以上東洋経済新報社)、『テクノベートMBAキーワード70』『[実況]ロジカルシンキング教室』(以上PHP研究所)、共著書に『グロービスMBA経営戦略』『グロービスMBAマネジメント・ブック』『グロービスMBAマネジメント・ブックII』(以上ダイヤモンド社)、『ビジネススクールで教えている 武器としてのITスキル』(東洋経済新報社)など。その他にも多数の共著書、共訳書がある。

グロービス経営大学院や企業研修において経営戦略、マーケティング、ビジネスプラン、管理会計、自社課題などの講師を務める。クロービスのナレッジライブラリ「GLOBIS知見録」に定期的にコラムを連載するとともに、各所で講演や寄稿なども行っている。また、動画サービス「グロービス学び放題」を監修。

第24回
ニーズはあるのに…――ニーズ無視の規制の罠
嶋田 毅
今回の落とし穴は、ニーズ無視の規制の罠です。為政者などは、人間が本質的に持つニーズである飲酒やギャンブルなどを「悪徳」とみなして規制しようとすることがありますが、それはかえって好ましくない結果をもたらしかねません。
ニーズはあるのに…――ニーズ無視の規制の罠
第23回
部分の和は全体?――合成の誤謬
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「合成の誤謬」です。これは、個々の単位で見たときには合理的な行動であっても、世の中の人々全員が同じような行動をとってしまうと、全体としてはさらに悪い状況がもたらされてしまうというものです。
部分の和は全体?――合成の誤謬
第22回
それは全体像を反映している?――異常値一般化の罠
嶋田 毅
私たちの見る世界は「一部の選ばれし者」の世界であることが少なくありません。「大企業の社長」「有名タレント」は、「異常値の世界」の人々です。したがって、それだけを見て、集団間の差異として一般化してしまうのは大きな過ちです。
それは全体像を反映している?――異常値一般化の罠
第21回
それって本質的なこと?――手続きルールの悪用
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「手続きルールの悪用」です。これは、議論そのもので負けそうな時に、プロセスや手続きの妥当性を理由に、結論に同意しないというものです。往々にしてスピードを削いだりすることにつながります。
それって本質的なこと?――手続きルールの悪用
第20回
ホントにそんなにうまくいく?――生存バイアスの罠
嶋田 毅
今回の落とし穴は、生存バイアスの罠です。これは、脱落あるいは淘汰されていったサンプルが存在することを忘れてしまい、一部の「成功者」のサンプルのみに着目して間違った判断をしてしまうというものです。
ホントにそんなにうまくいく?――生存バイアスの罠
第19回
それを見るだけで大丈夫?――移動平均の落とし穴
嶋田 毅
今回のテーマは、「移動平均」の落とし穴です。移動平均の数字だけを見て、実態を見誤ってしまうというものです。数字やチャートは人を騙しやすいツールです。伝える側に悪意があると、その傾向はさらに高まります。
それを見るだけで大丈夫?――移動平均の落とし穴
第18回
それ比べて意味あるの?――Apple to Orange
嶋田 毅
今回の落とし穴は、“Apple to Orange”です。本来、単純に比較してはいけないものをそのまま比較してしまい、間違った推論をしてしまうことです。何か数字を比較するときには「比較して意味があるか」に強く注意する必要があります。
それ比べて意味あるの?――Apple to Orange
第17回
数学的には正しい?――数学的帰納法の誤用
嶋田 毅
ビジネスは、「程度」や「限度」が大きな意味を持ちます。そこを曖昧にしたままルールを運用していると、“誤った数学的帰納法的発想”が持ち込まれ、ドミノ倒しのように、なし崩し的にルールは骨抜きになってしまいます。
数学的には正しい?――数学的帰納法の誤用
第16回
この人信用できるの?――奥ゆかしさの罠
嶋田 毅
日本人は、自分の専門性等をむやみにひけらかすことを好まない、奥ゆかしい人が多い傾向にあります。なので、実際に実力や専門知識があるにもかかわらず、聞き手に本当の専門家であることが伝わらない場合が少なくありません。
この人信用できるの?――奥ゆかしさの罠
第15回
その順番でOK?――返報性の逆順
嶋田 毅
今回取り上げるのは、何かをしてくれた相手にはお返しをしなくてはならないという心理「返報性の心理」です。ここでのポイントは、「何かをしてくれたらお返しをしますよ」ではなく、まず何か相手に便益を与え、相手に貸しを作ることです。
その順番でOK?――返報性の逆順
第14回
本当に同じ重み?――「どっちもどっち」論法
嶋田 毅
今回取り上げるのは、「どっちもどっち」論法です。本来、両者の非にかなりのアンバランスがあるにもかかわらず、お互いに責められるべき点があったということを根拠に、両成敗としてしまう落とし穴です。
本当に同じ重み?――「どっちもどっち」論法
第13回
それって論証になっている?――循環論法
嶋田 毅
論証しなくてはいけない事柄が、その論証の根拠となってしまうという、不完全な論理展開がなされることがあります。それが「循環論法」です。そうならないためには、頭の中だけで考えるのではなく、理由づけをチャートで表すことが有効です。
それって論証になっている?――循環論法
第12回
何も前に進まない-完全主義の誤謬
嶋田 毅
あらゆる条件について高いレベルで満たすことを求めてしまうが故に、かえって意思決定ができなかったり、スピードを殺いでしまったりすることがあります。スピードが求められる現代のビジネス環境において、強く留意すべき落とし穴です。
何も前に進まない-完全主義の誤謬
第11回
どっちも嫌なのに!――誤った二者択一
嶋田 毅
今回取り上げるのは、他にも選択肢や可能性があるにもかかわらず、「AもしくはBしか選択肢や可能性はない」と考えてしまう落とし穴です。交渉の場で、相手にとってより有利な選択肢を相手から奪うテクニックとして使われることがあります。
どっちも嫌なのに!――誤った二者択一
第10回
じゃあ、どっちにすりゃいいのさ?――ダブルバインド
嶋田 毅
あなたは部下に対して、「自律的に行動してくれ」と話す一方で、「なぜ私に相談してくれなかったんだ」と言っていることはありませんか?こうした矛盾したメッセージは、受け手を混乱させてしまうため、常に自問する必要があります。
じゃあ、どっちにすりゃいいのさ?――ダブルバインド
第9回
それって視野が狭くない?――専門偏向
嶋田 毅
自分の専門領域については非常に詳しく、問題点が見えたり、解決策のアイデアは湧くものの、視野が狭く、それ以外の要素については見逃してしまうことがあります。それが「専門偏向」です。俗にいえば「専門バカ」という言葉に近いものです。
それって視野が狭くない?――専門偏向
第8回
自然は人間の鑑?-自然主義の誤謬
嶋田 毅
男性が浮気の言い訳として、「動物のオスのDNAには、より多くの子孫を残すというプログラムがインプットされている。これは自然の摂理なんだ」と述べることがあります。しかし、これは論理展開として正しいのでしょうか。
自然は人間の鑑?-自然主義の誤謬
第7回
なじみの顔には甘くなる?――単純接触効果
嶋田 毅
人間は、よほど悪い印象がない限り、過去に触れた情報を新しい情報よりも好ましく感じるという錯覚に陥ります。しかしそれでも、重要な意思決定を下すような場合には、より客観的な視点で判断することが必要です。
なじみの顔には甘くなる?――単純接触効果
第6回
99.9%は絶対?――偽陽性の罠
嶋田 毅
仮に5万人に1人がウイルスのキャリアという感染症があるとしましょう。そして精度99.9%といわれる検査を受け、「陽性」反応がでたら、「間違いなく感染した」と思うかもしれません。しかし、それは早計な可能性があります。
99.9%は絶対?――偽陽性の罠
第5回
それってちょっと違うのでは――用語の意味のすり替え
嶋田 毅
議論の途中で用語の定義が変わることはしばしばあります。意図的に意味をすり替える人もいれば、無意識にこれをやってしまう人もいます。用語の定義は論理思考のベースともいえますから、すぐに確認することが大切です。
それってちょっと違うのでは――用語の意味のすり替え
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