
嶋田 毅
第4回
「使命感があれば、リスクなんて恐れるに足らない。君がリスクを恐れないのは、君に使命感があるからだろう」と言われたら、思わず納得してしまうかもしれません。しかし、紐解くとこのロジックはおかしなことがわかります。

第3回
あなたは、自分の主張の根拠が、別の件で自分に跳ね返ってきて自分を不利に追い込む状況になったことはありませんか。最近では、鳩山由紀夫元首相が、「故人献金問題」に関連して同じような状況に陥っていました。

第2回
人間には、特定の母集団やカテゴリーに典型的と思われる事項や性質に着目しすぎるあまり、その確率を過大に評価しやすい“思考の癖”あります。そうした意思決定プロセスを「代表性ヒューリステック」といいます。

第1回
セールスパーソンのトークに「何かおかしい」と感じながらも、雰囲気でつい買ってしまった――。陥りがちな思考の罠に迫る「カイゼン!思考力」。今回は、四個概念の誤謬を取り上げる。

最終回
用意周到に作ったはずの企画なのにシナリオ通りに進まなかった、という経験をしたことはないだろうか?最終回の今回は、客観性が足りなかったばかりに説得力を失い、周囲の賛同を得られなかったケースを紹介する。

第11回
今回のテーマは、「一貫性への固執」。最初その気はなかったのに、いつの間にか相手の大きな要望を受け入れざるを得なくなった例を紹介。「いまさら断れない」という状況に置かれてしまったケースである。

第10回
今回のテーマは、交渉の定番テクニックとも言える「アンカリング」。最初に与えられた数字や条件に対して必要以上に気持ちが引っ張られてしまい、交渉自体が相手の術中にハマってしまうというケースである。

第9回
今回からは交渉にまつわる落とし穴を紹介。交渉編第1弾となる今回は、「相手の感情を害し、交渉が暗礁に乗り上げる」というケースを見ていこう。交渉相手の面子をつぶしてしまったという失敗談である。

第8回
今回はテーマは『社会的手抜き』。参加者が増えるほど、個々人の責任感が薄れ、手抜きをしてしまうというもの。グループで考えているからこそ議論の質が上がらず、いたずらに時間を浪費してしまうことが多い。

第7回
今回は『議論の脱線』という落とし穴を取り上げる。なぜか本題から話が逸れ、議論がまとまらなかったという経験を持っている人もいるだろう。必ずしも生産的ではない会議が行われている企業は多い。

第6回
今回は『言葉の意味の取り違え』という落とし穴を取り上げる。「言葉の定義」をきちんと確認しないことによるミスコミュニケーションである。ビジネスに限らず、極めて多発する例であり、原因も多岐にわたる。

第5回
今回は『思い込みによる前提違い』という落とし穴を取り上げる。錯覚や思い込みで結論らしきものを導き出してしまうと、都合のよい情報ばかりに注目し、都合の悪い情報には目を向けなくなる思考パターンだ。

第4回
今回は『数字の一人歩き』という落とし穴を取り上げる。数字を用いて判断したり、情報共有することは日常的なこと。しかし、数字だけが一人歩きし、その根拠があいまいになっているケースも少なくない。

第3回
今回は『何が言いたいのかわからない』という落とし穴を取り上げる。せっかく相手の関心を理解し、しっかり事実も押さえて分析もしたにもかかわらず、伝え方が悪くて相手にわかってもらえないというケースだ。

第2回
今回は『聞き手の関心を外す』というプレゼンの時に起こりがちな落とし穴を取り上げる。自分の話したいこと=聞き手が知りたいこととは限らない。しかしそれに気がつかず、自己中心的に話してしまう人が多い。

第1回
ビジネスの現場には多くの『落とし穴』が潜んでいる。その1つが『手段の目的化』だ。本来の「目的」を見失い、「目先の行動」に埋没してしまうビジネスマンが非常に多い。
