嶋田 毅
第13回
論証しなくてはいけない事柄が、その論証の根拠となってしまうという、不完全な論理展開がなされることがあります。それが「循環論法」です。そうならないためには、頭の中だけで考えるのではなく、理由づけをチャートで表すことが有効です。

第12回
あらゆる条件について高いレベルで満たすことを求めてしまうが故に、かえって意思決定ができなかったり、スピードを殺いでしまったりすることがあります。スピードが求められる現代のビジネス環境において、強く留意すべき落とし穴です。

第11回
今回取り上げるのは、他にも選択肢や可能性があるにもかかわらず、「AもしくはBしか選択肢や可能性はない」と考えてしまう落とし穴です。交渉の場で、相手にとってより有利な選択肢を相手から奪うテクニックとして使われることがあります。

第10回
あなたは部下に対して、「自律的に行動してくれ」と話す一方で、「なぜ私に相談してくれなかったんだ」と言っていることはありませんか?こうした矛盾したメッセージは、受け手を混乱させてしまうため、常に自問する必要があります。

第9回
自分の専門領域については非常に詳しく、問題点が見えたり、解決策のアイデアは湧くものの、視野が狭く、それ以外の要素については見逃してしまうことがあります。それが「専門偏向」です。俗にいえば「専門バカ」という言葉に近いものです。

第8回
男性が浮気の言い訳として、「動物のオスのDNAには、より多くの子孫を残すというプログラムがインプットされている。これは自然の摂理なんだ」と述べることがあります。しかし、これは論理展開として正しいのでしょうか。

第7回
人間は、よほど悪い印象がない限り、過去に触れた情報を新しい情報よりも好ましく感じるという錯覚に陥ります。しかしそれでも、重要な意思決定を下すような場合には、より客観的な視点で判断することが必要です。

第6回
仮に5万人に1人がウイルスのキャリアという感染症があるとしましょう。そして精度99.9%といわれる検査を受け、「陽性」反応がでたら、「間違いなく感染した」と思うかもしれません。しかし、それは早計な可能性があります。

第5回
議論の途中で用語の定義が変わることはしばしばあります。意図的に意味をすり替える人もいれば、無意識にこれをやってしまう人もいます。用語の定義は論理思考のベースともいえますから、すぐに確認することが大切です。

第4回
「使命感があれば、リスクなんて恐れるに足らない。君がリスクを恐れないのは、君に使命感があるからだろう」と言われたら、思わず納得してしまうかもしれません。しかし、紐解くとこのロジックはおかしなことがわかります。

第3回
あなたは、自分の主張の根拠が、別の件で自分に跳ね返ってきて自分を不利に追い込む状況になったことはありませんか。最近では、鳩山由紀夫元首相が、「故人献金問題」に関連して同じような状況に陥っていました。

第2回
人間には、特定の母集団やカテゴリーに典型的と思われる事項や性質に着目しすぎるあまり、その確率を過大に評価しやすい“思考の癖”あります。そうした意思決定プロセスを「代表性ヒューリステック」といいます。

第1回
セールスパーソンのトークに「何かおかしい」と感じながらも、雰囲気でつい買ってしまった――。陥りがちな思考の罠に迫る「カイゼン!思考力」。今回は、四個概念の誤謬を取り上げる。

最終回
用意周到に作ったはずの企画なのにシナリオ通りに進まなかった、という経験をしたことはないだろうか?最終回の今回は、客観性が足りなかったばかりに説得力を失い、周囲の賛同を得られなかったケースを紹介する。

第11回
今回のテーマは、「一貫性への固執」。最初その気はなかったのに、いつの間にか相手の大きな要望を受け入れざるを得なくなった例を紹介。「いまさら断れない」という状況に置かれてしまったケースである。

第10回
今回のテーマは、交渉の定番テクニックとも言える「アンカリング」。最初に与えられた数字や条件に対して必要以上に気持ちが引っ張られてしまい、交渉自体が相手の術中にハマってしまうというケースである。

第9回
今回からは交渉にまつわる落とし穴を紹介。交渉編第1弾となる今回は、「相手の感情を害し、交渉が暗礁に乗り上げる」というケースを見ていこう。交渉相手の面子をつぶしてしまったという失敗談である。

第8回
今回はテーマは『社会的手抜き』。参加者が増えるほど、個々人の責任感が薄れ、手抜きをしてしまうというもの。グループで考えているからこそ議論の質が上がらず、いたずらに時間を浪費してしまうことが多い。

第7回
今回は『議論の脱線』という落とし穴を取り上げる。なぜか本題から話が逸れ、議論がまとまらなかったという経験を持っている人もいるだろう。必ずしも生産的ではない会議が行われている企業は多い。

第6回
今回は『言葉の意味の取り違え』という落とし穴を取り上げる。「言葉の定義」をきちんと確認しないことによるミスコミュニケーションである。ビジネスに限らず、極めて多発する例であり、原因も多岐にわたる。
